更年期障害の症状と治療とケア~更年期をもっと素敵に

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女性と漢方:更年期障害の治療

女性のからだのリズムは「七」をひとつの倍数として変化

漢方では、女性のからだのリズムは「七」をひとつの倍数として変化していくと考えます。この考え方は、中国の古典「皇帝内経」に「女性の体は7の倍数で変化する」ということからきていいます。
女性の一生のからだのサイクルも、初潮は「七」の2倍の14歳(7×2)前後に発来し、腎気が充実するころの21歳(7×3)は女性としての成熟期に入り、28歳(7×4)にはピークを迎えます。その後、「七」の5倍の35歳(7×5)を迎えるころから女性の生殖機能はゆるやかに下降線を描き、42歳(7×6)では老化が加速し、「七」の7倍である49歳(7×7)には、閉経を迎えることになります。
月経日数は、約7日前後で、月経周期は「七」の4倍である28日など月経に関しても同様の考え方ができます。
このように女性のからだはいずれも「七」という数字のリズムで変化していきますが、閉経を迎える更年期は、女性のからだの変化の中でも最も大きな節目にあたります。

女性と「気」・「血」・「水」

漢方ではからだ身体は「気」・「血」・「水」の3つの要素で構成されているという考えられています。
この「気」「血」「水」の3つの要素のバランスが保たれていれば健康を保つことができ、バランスが崩れると病気になったり、心や身体の不調が生じやすくなります。
「腎」のはたらきが低下する更年期は、この「気」「血」「水」が滞って、からだのバランスが大きき乱れるときだという考え方をします。
自律神経と関係が深い「気」が滞ると、不眠、頭痛、倦怠感などの症状が現れます。また、イライラや落ち込みなどの心の不調として現われる場合もあります。
「血」が滞って起こる症状は、まめいや動悸、のぼせ、ほてりなどがあります。とくに「瘀血(血液の循環が悪くなり、血液がよどんでしまった状態)」は女性の病気や不調ととても深い関係にあり、瘀血があると月経痛、冷え症、子宮筋腫、肩こり、しみ、しわなどのトラブルが出てきます。また、更年期障害も悪化します。
また、「水」が不足すると、のぼせやほてり、皮膚の乾燥などの症状が現れてきます。

漢方療法が女性にむいている理由

漢方療法は、生体のバランスの維持が心身の健康をを促すと考えられており、バランスの崩れを気血水論、陰陽論、虚実論といった基本概念を通して、「証」という特殊な尺度により把握し、それを改善する最適方剤を選択するのが漢方療法であり、これは周期的な発現が多い女性の病気や症状に適した治療法だといえます。
また、漢方は、心と身体を不可分のものと考える「心身一如」という全人医療の考え方があり、精神的な因子も少なくない女性の疾患や症状の治療とも一致します。
さらに、漢方は生薬の相互作用を期待する多味薬剤として用いることで、相互作用によりバランスを回復させることを目的とし、更年期障害などのように慢性的な機能の異常を主体とする治療に適しているといえます。
もう1つ、漢方療法は副作用が少なく、ホルモン作用がないことから妊婦や妊娠の可能性がある女性にも比較的安全に使用することができるとともに、長期連用がかのであるという点でも女性に向いているといえます。

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