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月経周期とホルモン

月経は視床下部ー下垂体ー卵巣系の内分泌的支配を受けています。
月経周期は、下垂体でつくられる黄体形成ホルモンと卵胞刺激ホルモン、卵巣でつくられるエストロゲンとプロゲステロンによって調節され、月経周期は卵胞期、排卵期、黄体期に分けられます。

卵胞期

卵胞期とは、月経初日から黄体形成ホルモンの濃度が急上昇する直前までの期間で卵巣周期の第1~14日までの時期をいいます。
月経が終わる頃、視床下部から性腺刺激ホルモンの放出を促すホルモン(GnRH)の分泌が増加し、この刺激により下垂体から卵胞刺激ホルモン(FSH)の分泌が増加することにより3〜30個の卵胞が発育を始めます。
月経周期の第6日頃なると卵胞刺激ホルモンの濃度が低下し、1個の卵胞のみが急速に成熟し始め、この1個の卵胞はエストロゲンを分泌し、その刺激を受け他の卵胞は退化します。
卵胞の成熟に伴い卵胞からのエストロゲンの分泌量が急増し、子宮内膜の肥厚 が始まります。

排卵期

排卵期の直前にエストロゲン濃度が上昇し分泌のピークを迎えます。
エストロゲン濃度が高値で維持されると、視床下部にフィードバックして作用し、ゴナドトロピン放出ホルモン(GnRH)の分泌を増加させ、黄体形成ホルモン(LH)の急激 な分泌を増加させ、これをLHサージといいます。
このとき卵胞刺激ホルモン(FSH)の分泌量はLHと同様にピークにありながら、エストロゲンにフィードバックして作用し、LHより少なくなっています。
月経周期の第14日ころに、LHの作用により卵胞が破れて卵子が腹腔内に放出され、これを排卵といいます。
排出された卵子は卵管采に吸い取られ、卵管内膜の縦毛運動により子宮の方へ運ばれます。

黄体期

黄体期は、排卵後から第28日までをいいます。
排卵の後、残された卵胞は顆粒細胞とよばれ、黄体形成ホルモン(LH)の作用により黄体が形成されます。
黄体からはプロゲステロンが分泌され、子宮内膜から粘液を分泌させ、エストロゲンの分泌も再び起こり第二のピークを迎えます。
黄体期に入り、急激に分泌量が増加したプロゲステロン、エストロゲンによるフィードバック作用により、下垂体前葉からのLH、FSHの分泌量は減少していきます。
黄体は、受精しないと退縮し、白体となり消失します。
受精して着床すると妊娠黄体となり、分娩まで維持されプロゲステロンを分泌し続けます。

月経期

受精卵が着床できないと、排卵後約2週間過ぎると黄体は退縮し、白体となり消失します。
それと同時に、プロゲステロン、エストロゲンが減少し、厚くなっていた子宮内膜の表面が剥がれ落ち、出血します。これが月経です。

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