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加齢黄斑変性とは:更年期に多い病気

加齢黄斑変性(age-related macular degeneration:AMD)とは、目の奥にある網膜の中心部にある黄斑部が加齢などが原因で変化し、障害される病気で日本における視覚障害の原因の第4位となっています。

黄斑の役割

網膜の中心部にある黄斑は、ものを見るために重要な黄色を帯びた器官です。
黄斑には、網膜上で光が焦点を結ぶ場所で色を識別する視細胞が密集しており、ものを見る中心で視力に最も深くかかわる器官です。

脈絡膜新生血管

脈絡膜の血管に本来血管のない場所に新しい血管が伸びてきます。新生血管は、血管ではないため非常にもろくて破れやすく、出血をおこして急激な視力低下の原因となります。
新生血管ができる機序については解明されていませんが次のように考えられます。
視細胞の下にある網膜色素上皮細胞は、古くなった視細胞の1部を食べて消化しています。この機能が加齢に伴って機能が衰え、未消化な老廃物が網膜色素上皮細胞の下に溜まってしまい、そこに炎症が起こります。その炎症を治そうとして、脈絡膜から新たに血管が生えてたものを脈絡膜新生血管といいます。

加齢黄斑変性の分類

加齢黄斑変性は、滲出型と萎縮型の2つに分類されます。

滲出型

滲出型は異常な血管(脈絡膜新生血管)が脈絡膜から網膜色素上皮の下あるいは網膜と網膜色素上皮の間に侵入して網膜が障害される病気です。 日本人の加齢黄斑変性のほとんどがこのタイプであり、一般にAMDというと滲出型加齢黄斑変性を指すことが多いです。

萎縮性加齢黄斑変性の発症機序

視細胞から生じる老廃物は、網膜色素上皮細胞で消化されるのですが、加齢により網膜色素上皮の働きが低下すると未消化の老廃物がたまり、ドルーゼンと呼ばれる沈着物となります。老廃物は慢性の弱い炎症を持続させ、網膜色素上皮細胞の変性・脱落を誘発します。これが進行すれ ば萎縮性加齢黄斑変性となります。

萎縮型

萎縮型は網膜色素上皮が徐々に萎縮していき、網膜が障害され視力が徐々に低下していく病気です。

萎縮性加齢黄斑変性の発症機序

加齢により網膜色素上皮の働きが低下すると未消化の老廃物がたまり、弱い炎症反応が持続するとサイトカインと呼ばれる化学物質を産生・放出されます。サイトカインの中には、血管の発生を促す作用を有するものもあり、その結果、脈絡膜から新生血管が発生します。
脈絡膜新生血管は、網膜色素上皮の下まで侵入してくると急に増殖し始め、出血や血液成分の滲出が激しくなり、黄斑機能の低下が生じ、永続的に重篤な視力障害となります。これ が滲出性加齢黄斑変性です。

加齢黄斑変性の発症数

加齢黄斑変性は欧米人に多く、日本人には少ない疾患でしたが最近では、日本でも発症数が増加しています。
加齢黄斑変性は欧米の失明原因の第一位を占める疾患で、現在わが国でも失明原因の4位に挙げられます。わが国の50才以上の1.1%が加齢黄斑変性を有しており、約70万人の方が加齢黄斑変性であると推測されており、男性は女性の約3倍の発症率といわれています。

加齢黄斑変性の原因

高齢者に多く発症することから、黄斑、特に網膜色素上皮細胞の加齢による老化現象が主な原因と考えられています。その他に、喫煙、肥満、遺伝、紫外線なども考えられています。

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