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エストロゲンの加齢に伴う変化:更年期の基礎知識

エストロゲンとは、女性ホルモンの一つで卵胞ホルモンとも呼ばれます。
主に、卵胞や黄体から分泌され、子宮の発育や子宮内膜の増殖、乳腺の発達など、女性らしい体つきを促進するホルモンです。

エストロゲンの種類

エストロゲンには、エストロン(E1)、エストラジオール(E2)、エストリオール(E3)が存在し、このうちエストラジオールが最も作用が強い。
エストロン(E1)は脂肪組織に含まれるアロマターゼにより合成され閉経後の主要なエストロゲンとなります。
エストラジオール(E2)はエストロゲンの中で最も活性が強く、卵巣の顆粒膜細胞で産生され閉経前の主要エストロゲンで、ホルモン検査で通常測定される血中エストロゲンの主成分です。
エストリオール(E3)は妊娠時には主に胎児副腎と胎盤で産生・分泌され、母体尿中に排出され胎児・胎盤機能を評価する検査にもちいられます。

エストロゲン作用

エストロゲンは、女性生殖器への作用だけでなく、身体の健康維持に重要な役割を果たしています。

女性生殖器などに対する作用

エストロゲンは、子宮細胞および子宮内膜の増殖肥厚、頚管粘液の分泌亢進、膣上皮の角質化を促します。また、乳腺の乳管を発達させるとともに脂肪組織や結合組織を増やしすことで乳房が大きくなり、細い肩幅、広い臀部など丸みを帯びた女性らしい体型を導く作用があります。

脂質代謝作用用

エストロゲンは肝臓や脂肪組織や筋組織のLDL受容体を増加させるのでLDLコレステロール(LDL-C)が取り込まれ、その血清濃度は低下します。肝臓におけるHDLコレステロール(HDL-C)の合成を促進するので血清HDL-C値は上昇します。
その結果、総コレステロール値(TC)は低下するため女性の場合は男性と比べて動脈硬化性疾患(心筋梗塞や脳梗塞など)の罹患率がひくくなります。しかし、閉経後はエストロゲンの分泌が激減するため、総コレステロール値(TC)が上昇し、高脂血症や動脈硬化などの疾患の頻度が高くなります。

骨量の保持作用

エストロゲンは、破骨細胞のアポトーシス(細胞死)を促すとともに骨吸収作用のあるサイトカインの産生を抑制しています。そのため、エストロゲン分泌が保たれている女性では骨吸収が抑制され、骨量が保たれています。しかし、閉経後にはエストロゲンの減少で、骨吸収が亢進し、骨形成を上回るようになり骨粗鬆症ときたします。

血液・血管に対する作用

エストロゲンは、血管拡張作用、抗動脈硬化作用があり、閉経後にエストロゲンが減少すると動脈硬化や心筋梗塞などの虚血性心疾患の頻度が高くなります。
詳細な機序はわかっていませんが、エストロゲンは肝臓で代謝される際に凝固因子が増産されるため血栓症を誘発すると考えられています。

皮膚保護作用

エストロゲンは、皮脂腺の分泌を抑制し、真皮層のコラーゲンやエラスチンの産生を促進させる働きがありお肌のハリ・弾力を保っています。
閉経後にエストロゲンが減少するとしわが増えたり、ハリがなくなったりします。

更年期のエストロゲンの変化

年齢によって女性ホルモンの分泌量は変化します。エストロゲンの分泌量は、18~40歳ぐらいの間が最も多く、40歳ごろから減り始め、閉経の前後で急激に減少します。

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